どうして歯磨きの研磨剤はよくないの?
最近、歯を磨くことについてご質問をいただくことが増えていきました。
歯磨き粉は何を使えば良いの?
歯磨き粉は市販のものと歯科で売っているものと何が違うの?
歯磨き粉はどれくらい付けたら良いの?
たくさんご質問いただく中で特に多かったものが
研磨剤についてです。
ホワイトニング専用のものや、
たばこのヤニ取り中心の歯磨き剤には、研磨剤が含まれています。
ではその「研磨剤」とは一体なにか・・・
原点に立ち返り、「研磨」について調べてみると
========ウィキペディアより=====
ある固体の表面をより硬度の高い固体の角や表面を用いて、
断続的にこする事によって表面部分を削り、
平滑にしていく作業のこと。
表面部分の仕上げのために行われることが多い。
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一言でいうと
こすって削るということです。
ということは、
研磨剤入りの歯磨きでゴシゴシ擦ると・・・?
歯が削れることにつながったり、
歯周病が進行している方や歯ぐきが下がっているところにゴシゴシ擦ると
よりいっそうダメージを与えてしまうことになるのです。
歯科医院にある歯磨き粉は
研磨剤を含まない物が多いのは
歯にダメージを与えずに、ブラッシングでしっかりと
お口の中の汚れをとっていただきたいからなのです
研磨剤をつけなくても、
正しいブラッシングをすれば充分に除去できます。
2017.07.10