大人になっても乳歯が残っている場合
大人なのに乳歯が残っている!?
というお悩みは、実は・・・・結構あります。
主に矯正相談でご来院頂いた時に
お口の中の検査をしていくとわかることが多く、
ご本人が気づいていなかったり、気づいているけどそのままという状態です。
一般的に乳歯は6歳〜13歳くらいに抜けて永久歯に生え変わります。
中学生に入る頃までには全部の歯が永久歯になっている事が多いです。
中学校3年生の卒業アルバムで
歯が抜けた子を見ることはあまりないですよね。
では、なぜ大人になっても乳歯が残っている人がいるのか。
乳歯が抜ける仕組みは、
成長とともに乳歯の根が溶けることでおこります。
その後釜に永久歯が「よ!待ってました!」と外に出てくるのです。
しかし!
乳歯が残っている人は、なかなかその根が溶けきれず
「え・・・まだなの?」と永久歯がまだかまだかと
出番を待っている状態。
待ちきれない永久歯が
抜けていない乳歯の横から生えてきたり、
乳歯の内側にズレて生えている方がいるのはそのためです。
その他にもさまざまなことが言えるのですが、
今日はその原因の一つをご紹介しました。
もしも歯並びに影響が出ている、もしくは出ることが考えられる場合は
レントゲンを撮影し、永久歯の位置や乳歯の根の長さを確認後
抜歯することがあります。
親知らずの場合は、大人になっても残っている方が多いですが、
虫歯や歯並びに影響する場合は、早めに治療方針を決めたほうが良いです。
2017.03.24